気づいたら苦手な面接が通るように
おかしい。新卒での面接通過率は60%程度だったし、
1度目の転職でも面接通過率は50%程度だった。
しかし、なぜだろうか。転職2度めの面接は、通過率が100%になっている。
(10戦10勝)
これは当然景気が良くなってきたこともあるかもしれませんが、明らかに自分の中で手応えが感じられる部分があります。面接中に、即決で「この面接通しておくから、次頑張ってね!」と言われたことも何回かありますし。
「今まで苦手だった面接が通過するようになったのはなぜか?」
自分の中で出した結論はシンプルなので、結果が出るまでのプロセスをご紹介したいと思います。
- 気づいたら苦手な面接が通るように
面接が苦手な人の特徴
- 人と話すのが苦手→面接も苦手
- 雰囲気が苦手→面接も苦手
- そもそも準備不足→面接が苦手(だと思いこんでいる)
面接の苦手を克服した方法
僕が面接の苦手を克服した方法として、下記3点をこなしました。
- 話すのが苦手→わかりやすく話す方法を知る、慣れる
- 雰囲気が苦手→エージェントの面談で慣れる
- そもそも準備不足→スキルの書き出しと分析
今回はこの3点について、ご紹介したいと思います。
1:話すのが苦手なら、日頃から「わかりやすく話そう」とすると、面接は通過しやすくなる
アポに行く毎に、上司から「お前の話、マジでわかりづらいな」「コミュニケーション能力が低いな」と言われ続けていました。
注意点としては下記の5点にまとまると思います。
- 面接では、結論から話す
- 面接では、端的に話す
- 面接では、構造化して話す
- 面接では、ラベルを揃える
- 面接では、主語を明確にする
それぞれについて解説していきます。
面接では、結論から話す
話し方の王道。結論から話さないと、どこで結論が出るのかわからず、しょうもないことも神経をつかって聞く必要があり、ストレスがたまります。
面接では、端的に話す
自分のターンは短めに。あまりしゃべりすぎず、要点だけをパシっと言うようにしましょう。
面接では、構造化して話す
「理由は2点あります。1点目は~、2点目は~」というように、物事を構造化して話すことを大切に。話したいことが何によって構成されているかを伝えることで、相手は話の流れを追いやすくなり、ゴールをイメージしやすくなります。
面接では、ラベルを揃える
同じ意味の言葉を違う単語で示してはいけません。例えば、「関係性」と「リレーションシップ」みたいに。別々の言葉で言うと混乱につながるので意識しましょう。
面接では、主語を明確にする
面接時は、過去に戻って神様視点(3人称視点)でしゃべることが多い。そのときに「僕」「私」のような1人称での発言を多用すると、行動の主語がわからなくなってしまいます。なので、なるべく主語を明確化して話すようにしましょう。
ただ、当然のことながら、自然にこなすには練習が必要です。
2:雰囲気が苦手なら、会社とエージェントを使え
雰囲気が苦手なら、エージェントを使って練習しよう
転職エージェントを使うのは、雰囲気に慣れるのに本当に効果的です。なぜなら、
- 会社の説明
- 事業部の説明
- 実績の説明
について、死ぬほどみっちり話すから。ゴリゴリ聞かれるので、相当慣れることができます。
僕は転職の時、エージェントを使って「あ、これ練習になる」とわかったので、エージェントを4社使っていました。
いろんな角度で色んな人から面接の練習を受けられるようなものです。しかもただ!おすすめ。
慣れは大事。僕の場合は、営業のスパルタ訓練で苦手な面接が得意に
ちなみに、僕は会社員時代、会社が展示会に出るというので、人員カバーのため僕も営業をしなければなりませんでした。こなした数、3日で80商談。
これが本当にきつかったです。毎日17時間働いているのに加えて2~3時間程度練習が入りますし、いざ本番となると普段営業をやっている人と方を並べて商談をしなくてはなりませんからね……口下手な僕には相当地獄でした。
しかし、これで面接のときにしゃべるような下記の項目について、みっちりインプットできました。
- 会社の説明
- 事業部の説明
- 実績の説明
これで面接のときに「あなたの会社って?」「今事業部で何やっているの?」みたいなことを言われても全然だいじょうぶになりました。
同じことは、上記に書いたエージェントの話でも言えると思います。
3:準備不足は「スキルの書き出し」と「分析」で解決
スキルを書き出すと、面接の不安が減る
↑この画像はWantedlyのスキル編集画面なのですが、このように、できるスキルを項目化すると安心できますし、話しやすいです。
面接中に
「じゃあ君、何ができるの?」
と聞かれて
「3点ございます。SEOと、Webライティングと、サイト制作ができます」
と、パシッと言えたらわかりやすいしかっこいいですよね。
やっぱりスキルを面接の話題にできると強いと思います。簡潔に言えたら更にいい。
新卒ですぐに転職するときは、あまりスキルも身についていないですし、スキルに対しての理解も甘いと思います。「そもそも僕のスキルって何?」のように。
そういうときこそ、スキルを棚卸しすることで、「自分にはこれができるんだ!」と、理解が進み、面接でも話しやすくなります。
ただ、スキルの話は技術を身につければつけるほど話しやすくなるもの。もし1年目で転職活動を考えている方がいたら、2年目、3年目に転職活動をした方がより楽ということは覚えておいていただきたいです!
綿密な企業分析は、面接の苦手意識を駆逐する
もちろん、企業分析も重要。僕は下記のように、企業ごとに情報をみっちりまとめていました。サイトから取った情報は黒字、聞いた話は赤字でまとめ!
これで、他の企業と比較した上でどこに興味を持ったかを面接でいいやすくなり、結果的に面接の準備不足が減り、面接の苦手意識もなくなるはず!
結論:面接苦手は、「練習数」で克服しよう
結論、面接は数です。どれだけ言うべき内容をインプットできたかによると思います。
正直、得意かどうかっていうのは、言うべき内容をスムーズに言えたか言えなかったか、みたいなところが大部分を占めている気がします。
(内容を気にするんだったら、面接が苦手というよりもむしろ書類選考が嫌、みたいになると思いますし)
なので、スムーズに面接で話せるよう、「死ぬ気」で練習しましょう。そして、面接の苦手を克服しましょう。
やるべきことを面接前、面接中、面接後でまとめました。
下記の流れを3社~5社繰り返せば、もう大丈夫だと思います。
面接前
- 想定される質問に対して、話すべき内容を全部文章で書き出す
- 1人で黙々としゃべる
面接中
- 「結論から話す」等の面接でのポイントに留意して話す
- 面接時にレコーダーをしのばせておいて、自分の声を録音する
面接後
- レコーダーの音声を聞き、苦手な部分を練習する
足りないと思ったら、どんどん続けて下さい!検討をお祈りします!
追記:人事をやってわかった。面接が苦手でも大丈夫
第二新卒で人事に転職し、採用面接に携わりました。電話面接も合わせると、1ヶ月あたり30人くらい、面接していたことになります。
どもったり、緊張したりするのは当然かと思いますので、大きなマイナスポイントにはなりません。例え緊張していても、挨拶の仕方などで人となりがでるので、応募者の性格を大きく見誤ることはないと思います。
逆に、話の運び方や、論理的整合性などはじっくり見ていました。
(営業の面接の場合、このあたりは特に厳しく見られるので注意!)
なので、安心してください。面接が苦手でも、印象がぐっと悪くなることはありません。
番外編:面接の苦手意識を解消するために読むべき記事まとめ
下記の記事に、バッチリまとめています!ぜひ面接の前にご覧あれ。