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【対談】日本一取材される若手いちご農家に「挑戦」について聞いてみた

ども!しょうきちです!

今回は対談形式で記事を書いてみました!

最近メディア露出の激しい新規就農者「たいぴー」。

過去に挑戦したクラウドファンディングでは、目標満額を達成。

TV出演、新聞取材、ラジオ出演、雑誌取材と活躍中!

現在は通算3回目となるクラウドファンディングに挑戦中。

https://camp-fire.jp/projects/view/9746

彼の農業改革に、イケダハヤトさんも共感されています!

そんな彼は学生時代の友達で、一緒に農業系団体を運営していた仲間だったりもします。

彼の面白みは「挑戦を厭わない」こと。

色んなことに挑戦して突き進んいけるのってすごいですよね!

なので、今回は彼の挑戦マインドについて、

深く聞いてみることにしました!!
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失敗することへの恐怖の消し方

しょうきち(以下、し)「まずは、東京から宮崎に移住して農業を始めるという挑戦についてなんだけどさ。どう?失敗とか考えなかったの?」

たいぴー(以下、た)「失敗しても大丈夫だと思っていたんだよね。むしろ失敗したいとも思っていたし。東京を出るのは今!みたいな。俺は大学にいたときにチャリンコで九州を1周したり、ヒッチハイク鳥取から東京まで行くみたいなことをしてたんだけど、その過程で訪れた、宮崎の日南市がすごく良くて。人も良いし、自然もいっぱいで、ここで農業やってみたくなっちゃった」

し「それで大学をやめて、移住したと。失敗するのは若いほうが良い、みたいなね」

た「そう。やりたいことが目の前にあって、今だったら守るべき家族もいないし、守るべき家みたいなものもない、つまりリスクもない。そこに大学もやめて吹っ切れて、自由になったからさ、失敗しても全然いいぜ!みたいな」

し「なるほどね。でも、失敗に対してそんなに普通でいられるのってすごいよね。よくそんなに冷静でいられるねって感じ。挑戦って怖いじゃん?リスクとか考えたりして」

た「考えたと言えば、考えた。でも、リスクってあるようでないなって思っちゃった(笑)ええとね、リスクって2つだと思ってて、まずは金銭面。あとは、自分の飽き性」

し「飽き性(笑)金銭的リスクと飽き性リスクが拮抗するんだ(笑)」

た「うん。結構俺飽き性でさ、続けられないんよね。中高でやってたサッカーも結局今やっていないし。そんなにのめり込んだ覚えもないし。そこが結構不安だったよね。金銭面はもうそのまま。宮崎に移住したときも20万しかもってきてなかった」

し「新卒の初任給並みの資金で開業とかマジ半端ない」

た「新規就農者には手厚い補助金があったから、開業資金としてはもうちょっと多いよ。研修中、つまり農業の師匠の元で修行している間は国から年間150万円が支給されるからね。だからその1年間切り詰めて、120万で開業したって感じかな!」

し「なるほど。まあ、それでもリスキーなのには変わりはないよな。節約生活しても1年でショートする金額だし」

た「多分リスクを考慮しすぎると、まずは宮崎に来る前に○万円貯めてから行こう!準備はこれだけしよう!みたいな思考になると思うんよ。でもさ、それをやり始めると挑戦がどんどん遅くなるし、やってるうちに怖くなって挑戦しなくなる」

し「それありそう。壁のでかさを意識しすぎて動けなくなるみたいな」

た「それよ。だからさ、とりあえず突き進んでおいて、挑戦しないリスクってところをまず消したかったんだよね。それと比べたら金銭的なものも飽き性なのも全然でかくないから」

助けを借りることに慣れれば、人生うまくいく

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し「そうやってまずは一歩踏み出すわけじゃない。でもさ、問題は移住したその後だよね。知らない土地で、お金の回し方も農業も知らずにどうやってやっていくか」

た「そうそう。俺の場合、とりあえず助けを借りちゃう」

し「まさかの他力本願!」

た「そういうわけじゃねえよ!(笑)やっぱり農業も経営も初心者だからさ、わからないことだらけなんだけど。そういうときは迷わず聞く」

し「どうやって?」

た「TwitterとかFacebookのメッセージとか。迷ったらすぐメッセージ飛ばすよ。もう、秒で飛ばす。飛ばすことを悩まない」

し「確かにたいぴーってよくTwitterでつぶやいてるよね。いちごの病気が出たとか。そういうときって大体誰かしらコメントしてくれるのをよく見る」

た「全然知らない人が普通にコメントくれるけんね(笑)だからとりあえずそれにしたがってやってみる(笑)そうすると、大抵うまく行く!ただ、単に聞いて、したがってを繰り返しても成長がないから工夫が大事。農業ってみんな色んな考えを持ってるから、例えば病気が出たとして、Aさん・Bさん・Cさんでそれぞれ対処法とか原因分析が違ったりするんだよね。だから、色んな人に聞いてみて精度を上げる必要はある。その点、自分の畑やいちごのベストを導き出すためには多数の意見を聞けるTwitterって便利だと思う」

し「俺は基本的に人に話さないし、頼るの下手だから自分で考えちゃう。だから自分で勉強したり、調べたりする能力はついたかもしれないけど、一人だと限界があると思ってる」

た「それよ!1人じゃできないってのはわかりきってるから、聞いちゃうよね。そこにプライドみたいなものはないかな。こいつ何も知らねえなとか、思われても平気。だから聞ける」

し「聞いていて、素直に言われたことやってるのがうまくいくコツなのかもしれんと思った。アドバイスした方も気持ち良いだろうしね。社会人のたしなみでホウレンソウとかよく言うけど、それって結局自分のためみたいなとこあるよね」

た「そうだね。まあ俺はホウレンソウ農家じゃなくていちご農家だけど」

し「知らんわそんなもん」

命拾いから学ぶこと

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し「一番エグかったときってどんな?助けてもらわないと死ぬ!みたいになったこととか」

た「ありすぎる(笑)四国をチャリンコで回ってるときに人気のない山の中でタイヤがバーストしたりとか、死ぬかと思った(笑)でも、通りすがりのお寿司屋さんがトラックの荷台にのっけてくれて、市内まで連れてってくれたから助かった……」

し「普通に命拾いしてて笑うわ」

た「農業始めてからの話だと、1回、全財産が10万を切ったときがあったね。収穫はずっと先だからバイトで稼いだ4〜5万の収入しかないし。そのときはマジで死ぬかと思った。山の中のときは恐怖がワッ!ってぶっかかってくるイメージだったけど、無収入で貯金がないってときは、恐怖がジワジワ来て嫌だった。勝手にお金が溶けていくみたいな感じ」

し「下手すりゃ高校生のほうがそれくらい貯金あるからね」

た「ほんとそれ。借金とかしたくなかったけど、いつかそうなるかなって本気で考えた。知恵はバンバン借りるけど、お金を借りるのは死んでも嫌だから、精神的にきつかったなあ。でも、そのときに始めたいちごの先行予約販売でみんなが助けてくれて、50万の資金が入ってきて……助かった。生き延びられた」

※いちごの先行予約販売のパンフレット。
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し「助かっちゃったのかよ……」

た「うるせえ!助からんとここにいないわ!(笑)でもさ、ありがたいよね……みんなのおかげで生きてるなって本当に実感したよ。だから、そのお返しじゃないけど自分のできることはなんでもするし、今はお金を使った恩返しはできないけど、宮崎に来てくれた後輩や友達はみんなうちに泊まってもらったりしてるかな。せっかく来てくれるなら、楽しく宮崎・日南市を観光してもらいたいし。あと、大学生の農業体験の受け入れも準備したり。現段階では恩を返せるレベルじゃないんだけど、できることはしていきたい」

し「命を拾ってもらうだけのありがたさってそうそう感じないからな」

た「ちなみに命拾いの話は他にもまだあったりする」

し「(こいつには命の恩人が何人いるんだろう……)」

た「何か言った?」

旅の仲間は一生の宝

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た「今は3ヶ月後に何してるかわからないし、3ヶ月前の自分の知識とか赤ちゃんじゃないのって思うくらい貧弱だし。そういう前も後ろも分からない中で頑張ってるけど、大学生のときにいろんな仲間ができて良かったと思う」

し「本当いろんなところ行ってたよね。で、色んな仲間を増やしてたような」

た「そうね。別に年齢関係なく、色んな仲間ができた。クラウドファンディングで俺に投資してくれた人も、だいたいが大学生のときにできた仲間だよ。宝だね。お金なんかよりもずっと宝や」

し「命拾いの話を聞いてからだと、この発言がすごいしみる」

た「だからさ、農業やる前にバイトしまくって300万貯めるっていうのもアリかもだけど、俺からしたら、その時間を信頼できる仲間をつくるのに当てたほうがいいなって思う。色んな人と出会って、語って、一緒に面白いことをやるべき」

し「頷くしかない。仲間がいれば、単身東京→宮崎の移住でも、孤独さをあまり感じないかもしれないよね。SNSでつながっているから尚更。でもさ、色々な人と付き合ってると、色々あるんじゃない?怒らせちゃったりとか」

た「ある(笑)」

し「怒られてきついときは?

た「恋愛小説読んでる(笑)」

し「女子か(笑)」

た「有川浩さんの恋愛小説で幸せパワーを高める(笑)」

し「うーん(笑)意味不明といえば意味不明かもしれないけれど、まあ確かに有効だよね。リフレッシュ方法を確立してるってことだから」

た「あとは寝る。寝て忘れる」

し「雑だけどこれも有効そう……(笑)でもさ、両方とも現実逃避的な方法だよね。根本的解決には至らないから。そういうときはどう?」

た「普通に謝る。なんかね、自分の中ではそんなに引っかからないことが多いから、普通に謝る」

し「なるほど。指摘をちゃんと受け入れているってことかな。確かにたいぴーは素直だと思う」

た「怒られただけでそこまで落ち込まないしね。怒られるってことは挑戦してるとも捉えることができるし、期待や愛の表れだって思う。それに、何と言っても怒ってもらえるうちが華だよね。関心を持ってもらってるってことだから」

し「大学時代、色んなことを上から目線で注意した気がするけど、口答えされた記憶がないね(笑)」

た「うん(笑)」

し「あと、色んな経営理論みたいな本を渡したけど、結構ちゃんと読んできたよね」

た「うん(笑)とりあえず読んだ(笑)」

し「そこらへん、指摘する側からすると安心するというか、打てば響く感じがして良かったなあと思う。その姿勢でいけば、付き合いも上手くいけそうだ」

仲間を集め、頼ることを厭わないことで、挑戦はうまくいく

以上、たいぴーとの対談でした。

基本的に人の手助けを借りない自分には、長年過ごしてきた仲間でありながら

学びの多い対談だったと思います。笑

彼のクラウドファンディングも、ぜひ見てみてください!!

https://camp-fire.jp/projects/view/9746

※プロジェクトは終了しています。

地域移住したら面白い事いっぱい

たいぴーは地方移住して起業したケースですが、「地方に移住して仕事をしたい」という方は「地方創生プロジェクト」から仕事を探してみるのもいいと思います。いわば地域系仕事のリクナビみたいなものです。

地方での暮らしに興味がある方とそんな方々を受け入れたい! という自治体も多くあるので、地方創生プロジェクトから登録してみると、色々と地方の仕事が探せます!ちぇけら!

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