ども!
しょうきちです。
真のリーダーとは「できる人」ではなく「伸ばす人」
「わかった」「できた」を作り出す手助けをする人=「伸ばす人」
できる人はダメ社員を潰し、伸ばす人はダメ社員を育てる。さて、ではダメ社員を伸ばす人とは、どんな人なのだろうか。
そこで、できる人で終わる人、伸ばす人に変わる人という本で勉強してみた。
「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人 (ソフトバンク文庫)
- 作者: 吉田典生
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/04/18
- メディア: 文庫
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要約してみると、下記のとおりである。
- できないことに価値がある
- 答えを教えてもらうのではなく、見つけることが達成感につながる
- 答え自体ではなく、答えを出すプロセスにこだわる
- 成功体験、自己肯定感のかけている人に対して、答えを求めすぎても「わかりっこない」となってしまう
- 壁を乗り越える経験を積んでいない人=成功体験のない人に、
- することの共有だけではなく、感情の共有
- 期待感を導き出す対話が必要
手法としては、相手の自己肯定感を高めて相手を「乗せて」いくことで、伸ばすのが良いとされる。
そこで重要なのは、ダメ社員は何らかの要因で自己肯定感がないということ。
(意識の高い学生のように、めちゃくちゃ自己肯定感があるのに結果を出していない社員もいるだろうが、それは頑張る方向を間違えているだけなので、今回はこれを対象としない)
一方的に方法論を出してもダメ社員には意味がない
僕のダメ社員エピソードを例に出して考えてみる。
僕は人事職として転職したつもりが実質的に販売職だったという苦い経験がある。当時の自分は人事しかやる気がなかった。だから、販売に対するモチベーションは極めて低いままだった。そんな中、販売員として大成する方法論を上司から偉そうに言われても、クソほども響かないのだ。したがって、僕はいつまでもダメ社員のままだった。
自分の意識は販売員にあるのではなく、人事にある。だから、そんな人間に熱意を持って販売員のあれこれを教えても腐るだけである。それでも順応して販売員をやっていける人間もいるのだろうが、僕はそんなに便利な人間ではなかった。いや、すべての人間がそんなに便利になれるのだろうか(反語)
一緒に並走する姿勢が大切。行動も、感情も共有しながら
僕の場合、背景の感情を共有してもらえたら、まだモチベーションが保たれたかもしれない。 学ぶ気も起きたかもしれない。なぜできないのかを方法論だけで解決しようとするのは愚策なのかもしれない。
「できる人」で終わる人、「伸ばす人」に変わる人 (ソフトバンク文庫)
- 作者: 吉田典生
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
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