枕崎の「だいとく」に行ってきたよ
11時に枕崎お魚センターのかつおを食べまくってきたのですが、どうしてもかつおラーメンが忘れられず、適度にお腹のすいた2時半に、かつおラーメンで有名な「だいとく」へ行ってみることにしました。
だいとくはラーメンならずとも、面白い観光客メニューの開発に力をいれていて、HPを覗いてみるとちょっとおもしろいです。
日本最南端終着駅弁当をはじめ、枕崎の地域おこし系メニューに力を入れています。この「観光客を取り込もう!!」っていう熱意がすごい。もちろんいい意味です。これくらい商魂ないと商売なりたたないんだなって本当思う。
めが豚(とん)丼はきっと、大盛りメガ盛りブームのときに思いついたのかな。枕崎船人めしスペシャルは地域おこし系の目的で、この地域で考案され、各飲食店で提供されるメニューです。
でも、実際に食べログで良い点数とってるわけだからちゃんと味も評価されているのだと思っています。
席について、かつおラーメンを注文。店内には僕だけだったので、7,8分くらいで出てきます。
だいとくのかつおラーメン。お味はいかに。
来ました、かつおラーメン。透明なスープの上に、かつおがすごいのってます。刺し身状態のかつおが一切れ、唐揚げっぽくなったかつおが2切れ。わかめがあるのがちょっと海っぽい感じ。
早速食べてみます。
ズズっと一口。
うんま。
これ、うまいです。てか、やさしい。
何がおいしいかを力説させてください。
まず、かつおラーメンということで、東京のラーメン好きの方がイメージされるのは、いわゆる「魚介系」のエグみ満載の粗雑な鰹節系ラーメンを思い出すと思います。
でね、このかつおラーメンは全然違います。見た目も青湯、澄んだスープなのでエグミは一切なし。
エグミはいい、では味はと言うと、魚のあぶらのうまみが一発目に来ます。次に、九州特有の甘い味付けの塩ラーメン的風味。そこから後に香るように、かつおのいい香り。総じて優しい味付けです。安心します。ラーメンに使うかつおってこんなに優しくなれるんだ、って感動します。
東京の魚介系ラーメンって、かつお節を暴力的に使いすぎているのだと思います。あのイメージで行くと、完全に「いい意味で」裏切られる。何なんだこれは。豚骨の中に隠れないように苦味と塩辛さで主張してくるあの魚介とはぜんぜん違う、と。
スープを楽しんでいると、せっかく生だったかつおに火が通ってしまって茹でたかつおになってしまいました……でもおいしいからいいや。
かつおの揚げたやつ(適当)。これもおいしい。
九州特有の甘めのスープなので、後半になるにつれて若干の飽きを感じましたが、一口目の感動はぜひ味わってほしい。僕としては、2017年上半期で最も感動したラーメンランキング第一位です。
<PR>