超コスパ!大空食堂で地元グルメ「鶏飯」食べ放題!
基本的に「空港メシ」って期待できないものが多いと思うんです。
失礼ながら言わせてもらうと、「早い、高い、おいしくない」。これが空港メシの常識なのではないかと思います。
しかしっ!ここ鹿児島空港の大空食堂では、「早い、安い、うまい、食べ放題」というコスパの暴風雨、コスパの地盤沈下を実現してしまった脅威のメニューがあるのです。
それが「鶏飯」食べ放題、580円。ねっ、すごいでしょ。
大空食堂で出てくる「鶏飯」とは
鶏飯とは、奄美群島で作られる郷土料理です。鶏飯(とりめし)ではなく、鶏飯(けいはん)。読み方に注意。ご飯の上に鶏肉などをのせてお出汁をかけて、お茶漬け風にして食べるソウルフード・フロム・アマミビッグアイランド。
お出汁をかけて食べるので、サラサラと食べやすく、しかも鶏の旨味がでていてこれがいいんです。食欲のないときにもよいのです。
早速大空食堂で鶏飯を食べてみた
店員さんに注文すると、空の茶わんを2つ持ってきます。
ひとつは鶏飯用、もうひとつはサラダ用。
そこからバイキングコーナーで好きなふうにサラダと鶏飯をとりわけるシステム。
正直、サラダは充実していないので、期待しすぎないほうがいいかもしれません。千切りがちょこちょこあるくらい。
鶏飯は中央のテーブルにたくさんの具が。例えばシイタケだったり、錦糸たまごやたくあんも。のりや紅ショウガ、わさびなどもあります。
ご飯をたっぷりついでから、おかずをのせて、熱いお出汁をかけていただくのです。ちなみに鶏肉はお出汁の中に沈殿しているので、たくさんとれないのが玉にきず。
てなわけで……持ってきました!鶏飯!!
もうね、盛りに盛ってやりました。鶏肉はあまりとれないので、代わりにシイタケをこれでもかというくらいに爆盛り。
さて、早速鶏飯を、レンゲですくって……
おおっ!うんまっ!!
出汁はかつお出汁。甘さをきかせたかつおの香りがふんわりと香り、鶏の旨味が後に続きます。あっさりしているし、お茶漬け風だから、さらっと食べやすい。
ちょっと熱いけど、やけどしすぎないようにハフハフ食べるのが、またいいんです。夏でもいいけど、冬に食べるのも格別だなあ、これ。
わさびをちょっと溶かすとまたおいしい。食欲がぐんぐんわいてくる。お椀をもちあげて、カッカッカッとかきこむのがいい。勢いで食を楽しめるのも、食べ放題ならでは。
思わず2杯目。今度はシイタケをさらに倍増。
シイタケも、甘辛く煮てあって、噛むほどに味がしみ出てくる。うまい。思わずご飯をぱくり。出汁をズズッ。あー、うまいなあ。これ。
海苔を追加したから、さっきよりも海の感じがする。海苔、うまいなあ。やっぱりお茶漬けなら海苔だよなあ。出汁のしみた海苔って、なんでこんなにおいしいんだろう。
気づいたら、またなくなっているお茶碗。うむ、もう一杯っ!
今度はさっぱりと、紅しょうがを多めに。
これがまたうまい。シャクシャクと食感の楽しい紅しょうが。食感と酸っぱさでまた食欲が出てくる。これはすごい。改めて感じるが、これはすごいサービスだ。バイキングの鏡だ。コスパの列車砲だ。鹿児島から要塞を貫く800ミリのうまみ大島だ。
いや、3杯食べても580円。10000杯食べても580円。このコスパ、すごいです。鹿児島空港に来たら、ぜひ大空食堂の鶏飯、食べてみてください。
大空食堂の情報はこちら
大空食堂
0995-58-2647
鹿児島県霧島市溝辺町麓822 鹿児島空港国内線 2F 北側