ども!
しょうきちです。
会社っていつになったら辞めていいの?
僕は新卒で入った会社を11か月で辞め、次の会社も1年3か月で辞めました。
つまり、第二新卒就活のプロです(違うか)
色々な思いで第二新卒の就活を考えると思うのですが、おそらくほぼ全員が考えるのは「こんなに早く辞めてもよいのだろうか」という話。相当なポジティブシンキングの持ち主以外、第二新卒は絶対悩むはず。
その答えを3行で言うと
- 辞める前に
- ポータブルスキルを身につけられたか
- 確認してから辞めよう
と。
ポータブルスキルとは何かというと、
「ポータブル・スキル(portable skill)」は直訳すると「持ち運び可能な能力」。キャリア論のなかでは「業界や職場、企業が変わっても通用するスキル」のことを指して使われる言葉だそうです。(一般社団法人人材サービス産業協議会の定義による)
株式会社インテリジェンスのキャリアコンサルタントである中谷正和さんは、ポータブル・スキルが重要である理由について、「持ち運び可能な能力なので、何かの原因で業界や会社、仕事が変わっても能力を発揮でき、仕事の選択の幅が広がる」と語ります。
参考までにこちらのDODAの記事もどうぞ。
ポータブルスキルは大きく分けて2つ
上記の記事には「ポータブルスキルは人それぞれによって違う」みたいなことを書かれていましたが、僕は2点にまとめられると思います。
- 行動規範:挨拶、メールの書き方、電話の受け方など
- 能力:営業スキル、マーケティングスキルなど
行動規範についてはだいたい半年も会社にいればわかってくると思います。問題は、能力のほうをどれだけ高めていけばよいかですね。
僕はポータブルスキルを評価されて年収アップして転職したよ
実際に、僕は人事職で採用されましたが、面接で話していたのはいつも前職でやっていたマーケティングの話です。
マーケティングと人事は遠いようで、実は非常に密接。なぜなら、人事の採用業務は求職者を会社に入れるための「獲得業務」であり、それにはマーケティング的思考が必須だからです。
しかも、人とコミュニケーションをとる営業を経験してきた、いわば地上戦型マーケティングを熟知している人事は多いですが、人材メディアをどう操るとか、人事ページをどう改善してどれだけ人を引き込むというような空中戦型マーケティングができる人事は少ないです。すごい営業できるのに、WEBのPV数とかCTRの話をした瞬間にすごい勢いで話から離脱しちゃう人、色々見てきましたから。
僕は運よくWEBコンサルをやってるとき、人材会社のお客さんがいて、この常識を知っていました。だから、転職面接でもマーケティングというポータブルスキルとこれから得る人事スキルをミックスすることで会社に新しい風を吹き込める、ということを話せたんですね。さらに、転職面接ではパワーポイントで自分ができる改善策を提示して、採用後どんなふうに効果が出るかを数字で出しました。まさに営業をするがごとく。
その結果、転職に成功し、給料も自分の言い値にしてもらうことができました。第二新卒という、企業からしてみればかなりリスクのある採用なのに、これだけの好待遇はまれだと思います。
「こんなスキルがあるから採用したら得だよ?」と言えるなら辞めていい
転職は自分を売り込む営業なので、「自分を採用するとこんな風なメリットがあります」というのを明確に話せる人は辞めてもよいと思います。だって、良い商材を持ってるなら簡単に成約決まりますよね?
逆に、「あれ……職務経歴書にアピールすることが何も書けない……」となってしまったら、もう少し頑張るべきです。何らかのスキルを会社でもぎ取ってください。
自分のスキルを説明できないときは?
ただし、ポータブルスキルといっても「自分のスキルを説明できない」ってあると思うんです。
例えば技術職のスキルって説明しやすいんですよね。例えば「PHP」「Java」「Photoshop」できます、みたいに。ところがどっこい、小売業の「店舗支援部」だったりとか「人材開発部」、「企画部」みたいに、「何やってるのかわからない」部署でいろんな雑務を回していると、どうにも自分のスキルってよくわからないですよね。
そういう時は部署の目的を念頭に置くと、説明しやすいです。例えばスーパーマーケットを運営している会社の本社で「店舗支援部」に勤務しているとする。店舗支援部は労務管理から慰安旅行企画、新年会の準備、さらには繁忙期の応援など、やることが多岐にわたりまくっている。この場合、自分には何のスキルがあるのか説明しにくいですよね。
これを面接っぽく言うと「人材流出防止を目的とした企画立案と実行」スキルがあるということです。労務管理の結果、○パーセントの人材流出防止に寄与した、とか数値があればなお良し。立派なスキルですよね。ちゃんと労務環境改善に寄与できている数値ならば、人事部や総務部で採用してもらえそうです。
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ついでに転職に役立つ過去の人気記事も上げておきますね!ちぇけら!