転職は売り手市場!そのすごさを実体験で紹介するよ
- 超売り手と言われる2018の転職がほぼ終了
- 内定したデータや落ちたデータを分析してみた
- 超大手や人気職種にこだわらなければ、キャリアアップは確実
2018年転職の内定した会社
今年の通信簿はこんな感じです。
№ | 内定した会社 | 上場 | 月給 | 年収 | 職種 |
1 | 人材 | 東証1部HD | 26 | 380 | 営業 |
2 | 飲食 | 東証1部HD | 30 | 420 | 総合 |
3 | 自動車販売 | 東証1部 | 27 | 450 | 総合 |
4 | 不動産 | 東証2部G | 35 | 550 | 人事 |
5 | タクシー | 東証1部 | 35 | 360 | ドライバー |
6 | 飲食 | 非 | 25 | 360 | 店長候補 |
7 | サービス | 東証1部HD | 18 | 300 | 店長候補 |
8 | 建築 | 東証マザーズ | 30 | 400 | PM |
9 | IT | 非 | 27 | 440 | 新規事業開発 |
10 | サービス | 非 | 25 | 380 | 店長候補 |
平均 | 27.8 | 404 |
- 内定した企業数は10社だった
- ほぼ全てが未経験業界だったが、内定できた
- 上場企業、非上場企業問わず内定できた
- 平均提示年収は404万円であり、20代後半の平均年収(344万円)よりも60万円高かった
- 転職活動に要した期間は2ヶ月半だった
- 内定した会社のうち、1社がリクルートエージェント 、1社がエン転職、7社がリクナビNEXT の自由応募、1社がMIIDAS(ミイダス)だった
2018年の転職をほぼ終了させ、内定社数は10社となりました。
効率を重視しても、内定できます
ちなみに、手書きの履歴書を持っていった会社は1社たりともありません。このご時世、手書きにこだわるような会社は「ウチの業務は非効率ですよ」と言っているようなものだと思ったからです。
実際、履歴書をすべて手書きにした場合、51社×1時間で51時間もムダにしてしまいます。
運良く同じ価値観の企業様に巡り会えたようで、履歴書がExcelだからといって、内定数が落ち込むことはありませんでした。
ちなみに、郵送で履歴書を提出するように求められても「メールアドレス宛にPDFで送付してよいでしょうか?」と聞くとほぼ100%、OKをいただけます。どんどん効率化して、「転職し方改革」をしましょう。
2015年の転職活動の内定状況と比較
では3年前はどうだったかというと。
№ | 内定した会社 | 上場 | 月給 | 年収 | 職種 |
1 | ホームセンター | 東証マザーズ | 26 | 420 | 人事 |
2 | 人材 | 東証1部 | 22 | 300 | WEBマーケティング |
平均 | 24 | 360 |
- 内定した企業は2社だった
- 上場企業に初めて内定した
- 平均提示年収は360万円で、20代前半の平均年収(248万円)よりも112万円高かった
- 転職活動に要した期間は3ヶ月だった
以前と比較して、内定の取りやすさが全然違いました。
今回の内定が増加した理由
- バックオフィス求人よりも、(不足しがちな)現場の求人の応募割合が多かった
- 不人気業界の採用も積極的に受けた
- 自分のコミュニケーションレベルが上がっており、面接を有利に進められた
- 買い手市場から売り手市場に完全に移行した
色々と書きましたが、市場の変化が一番だと思います。たった3年でこれだけ変わるのかと、書いている自分が一番信じられないです。
ちなみに、市場の変化は内定をもらった後も実感しました。
内定した会社で発生したイレギュラー対応
- 2社は、企業自ら年収アップを提示してきた上で、公開していない求人条件を提案してきた
- 1社は、会食に連れて行ってくれ、タダでお酒を飲ませてくれた
- 「イタ電かよ!」というくらい電話で入社の催促をされたこともあった
- 質問が2回くらいしかされていないのに、内定前提で話が進んだ
内定した会社では、色々と面白い展開がありました。例えば、営業で志望したけれども、「オレの部下になれよ」と人事にスカウトされたこともありました。同様に、営業から新規事業開発室の立ち上げのポジションを提示されたことも。
ポジションの変化に伴い、月収が10万アップしたりもしたのでちょっと外資っぽい展開だなあ、とか思ったりしました。
2018年転職の選考通過率
さすがに社名を公表するわけにはいかないので、要約した数字を書いていきます。もちろん、どれも僕が実際に受けた数字です。
書類通過率は60%
- 応募企業:51社
- 書類通過数:31社
1次面接通過率は61%
- 1次面接参加数は21社
- 1次面接通過数は13社
※書類通過は31社だが、その段階で10社辞退したため、1次面接の参加者数は31-10=21社
2次(最終)面接通過率は50%
- 2次面接参加数は4社
- 2次面接通過数は2社
内定率は19%
- 51社受けて、10社受かったため
- 5社受ければ1社受かる計算
面接が通りにくい?いや、全然受かります
転職サイトでは、面接の通過率は20%とかよく聞きますが、売り手市場で面接やってみたら通過率6割を超えました。
2回面接をうけて、1社は確実に受かる割合です。
僕は新卒の大不況下で、リアルに100社受けて1社も受からない経験をしましたが、この通過率は本当にやばいです。
2018年の転職活動を終えての感想
転職市場、激アツです!
20代で転職4回目というボロカスの経歴にも関わらず、内定数は過去最高でした。
先述の通り、震災直後の新卒時(13卒)は頑張って内定1社だったので、まさに景気の波を肌で感じています。
特に熱いのは飲食・サービス・製造(現場)
飲食やサービス、製造については、唯でさえ不足気味の人材が余計に足りないということも有り、応募者を必死に集めようという雰囲気を感じました。
- 入社祝い金
- 面接交通費支給(クオカード、実費)
実際、サービス業では面接中に内定が出た会社が2社ありました。とにかく人が欲しいのでしょう……
また、サービス業では「福利厚生の制度向上」を業界全体で推進している雰囲気があり、ブラック企業ランキングでトップランカーだったあのモンテローザでさえ、「週休3日・年収570万・地域限定正社員」などの働きやすさを推した採用広告を出しているほどです。
なので、「フリーターや転職回数の多い層」でも、上場企業は十分に狙えると思います。
一流企業は渋り中、ただし内定できるケースも
ただし、これだけ人材不足が報道されていても、一流企業に簡単には入れません。
(一流企業の定義:知名度×高待遇×大規模)
調子に乗ってパナソニックや日立、TOTOといった大企業の人事に応募してみましたが、一瞬で書類で蹴られました。
では、「この時代」において、書類で蹴られにくいのはどんな大企業かというと、次の2パターンに分かれると思います。
- 大企業のBPOセンター(地方拠点)
- 「理念採用」系の大企業(特に人材)
アクセンチュアの熊本センター、パーソルのニアショア等、地方では挑戦心を持った人材を採用しにくい(人事談)ので、どんどん面接するそうです。比較的かんたんに大企業の看板を背負えそうです。
また、理念や気持ちを重視するリクルートグループなどは「過去何をしてきたか」ではなく、「これから何をしたいか」に注目してくれるので、短期間で離職していても面接してくれるケースも多いです。
面接で話した役員も、20代で3回転職していました。
こうした点から、「就活に失敗したけど、転職で大企業の看板を持ちたい方」には特にオススメです。
JAICは転職エージェントとして、第二新卒、フリーターサポートに定評があるので、就活の失敗を挽回するのにうまく使えます。
どんな流れで内定取ったの?ストーリーにしてみた
下記に、連載形式で転職の様子を詳しく書いていますので、ぜひ御覧ください!