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「新品を使うのが怖い」という貧乏性

この前貧乏性に関する記事を書いたので、せっかくと思い貧乏性に関する記事をいくつか調べてみました。

the5seconds.com

お金を使うのが怖い人 | ガールズちゃんねる - Girls Channel -

貧乏性の人が危険なのは、自分でごみを集めている習慣に気づけないことです。
ささいな金額で人ともめたりして人間関係を壊し、お金で買えない物をどんどん失ってしまいます。

お金は適度に使わなければ、我慢のストレスから、物欲が満たされない不満から損をしてしまいます。

ケチケチと節約をして暮らし、イライラからストレスを溜め、何が得なのでしょうか。

両記事共に、お金を使うことに対してネガティブになりすぎず、ポジティブになるべきと提案しています。

しかし、僕の感じていた貧乏性と世間一般で言うそれとは、決定的な差があることがわかりました。

世間の言う「貧乏性」との決定的な差

一般的に言う貧乏性は、勿体無いとする対象を「金」にとどめています。

「お金を使うのが怖い」にとどまっていて、「ものを使うのが怖い」という意見はありませんでした。

しかし僕は金だけでなく「物」、さらに言えば「新品」を使うのも勿体無く感じ、恐怖に似た感情さえ覚えます。

お金を使うことだけでなく、新品を使うことも怖いのです。

世間でそういう人がいないか調べてみても、「新品を使うのが怖い」「新しい服を着るのが怖い」等で検索しても、ヒットするページはありませんでした。

ちなみに、強く「勿体無い」と感じる物の品目を具体的に述べると、

  • 使って汚すのが嫌だから:服など
  • 分量が少なくなるのが嫌だから:調味料、美容品など
  • 中古にして価値を落とすのが嫌だから:ゲーム機、車など

となってきます。

そして、高価なものほど、使うときに感じる恐怖は高まります。

貧乏性の僕がとる、新品に対しての貧乏性的行動

とは言っても、新品を使うのが怖いと感じる方、結構いるんじゃないかと思われると思います。

(例:「このケーキ、綺麗で食べるのがもったいな~い」等)

しかし、僕が感じる新品に対する貧乏性は、一般的なものと比較して程度が違うのではないかと個人的に思っています。 貧乏性としてラベリングするのが十分なくらいに。

では、僕は「新品」に対して、どのような行動をとってきたのかをご紹介します。

ぱっと思い出すだけでこれだけあります。

<小学校時代の貧乏性>

  • 新品の教科書が綺麗で汚すのが嫌で読めず、家に忘れてきたと嘘をつく
  • 家庭科の時間で配られた教材(縫い物セット)がもったいなくて使えず、気がつけば進行度がクラスでビリになる

<中学時代の貧乏性>

  • 靴を買ったのに、靴に土がつくのが嫌で履けず、1年間履けなかった
  • 買ったゲームが勿体無くて遊べず、気がつけば興味も失せてしまって結局少し遊んでそのまま
  • 入試のために買った過去問に折り目や使用感をつけるのが嫌で使えず、友達の過去問をコピーして使わせてもらう

<高校時代の貧乏性>

  • 高校2年生の時にドラムのキットを買ったのに、効果なものにホコリをつけたりキズをつけたりするのが勿体無くて使えず、結局使ったのは3年後の大学2年生のとき
  • 高校2年生の時にもらったPORTERの財布を使えず、これも結局使ったのは1年後の3年生のとき

<大学時代の貧乏性>

  • 就活用に買ったリクルートスーツが勿体無くて着れず、代わりに入学式で着るために買ったスーツを着倒す
  • かっこ良くてTシャツを未使用のままとっておいたせいで、そのまま虫にくわれる
  • 買ったCDが勿体無くて聞けず、3年ほどとっておく

<社会人時代の貧乏性>

  • 彼女にもらった誕生日プレゼントを使うのが怖くて使えず、怒られる

上記にも書きましたが、貧乏性のせいで怒られたり、損をしたことが何回もあります。もはや精神的疾患だろうかというくらい、貧乏性のせいで色々な損をしています。

「新品を新品のまま保持しようとする」ための歪曲した感情

前述のような感情(キズをつけたくない、使用済みとして価値を落としたくない)が生まれることで行き着く先の感情は何なのかを考えてみました。

結局のところ、「新品を新品のまま保持しようとする」というところに向かうのだと思います。

下記3点のようなイメージです。

1:「使うのは嫌」だが「入手するのは嫌」ではない。むしろ、欲しい

ここまで書くと、「新品を買うことも嫌なのではないか」と思われそうな気がしますが、僕は決してそんなことはなく、むしろ新品のきれいなものを手に入れるのはとても嬉しいです。

恐らく、新品であることに対して価値を感じているのがいけないのでしょう。モノが綺麗な状態で保たれていることに対する安心感、「使用済み」ラベリングを貼られずにいることに対する安心感。そういった安心感が、新品を使うことに対して拒否感を感じさせるのだと思います。

2:一度使うと、むしろ使い倒したくなる

理由は簡単で、使い倒すことにより「新品を購入する理由」が生まれるためです。

3:欲しい物の廉価版を「一緒に」購入し、欲しかった方を使わずに廉価版だけを使い倒す

例えばポロシャツが欲しいと思った時、大抵下記のような行動を「同時に」とります。

  • ユニクロのセールに行き、780円程度で安いポロシャツを購入する(使用用)
  • ブランド物のポロシャツを購入する(保存用)

「新品であること」を確認し、「価値のある商品を新品のまま保持している」ことに満足するためのものなのです。

まとめ

「新品に対する恐怖」を感じるパターンの貧乏性は、下記のような項目でまとめられるのではないかと考えます。

  1. 「金」を使うことだけでなく「新品」を使うことに対して恐怖を感じる
  2. 新品を新品たらしめるため、損害を被ることがある
  3. 他人の新品を使うことに対しては恐怖を感じない
  4. 優先順位は 物(新品)>金 である

問題はこれをどう矯正すべきかというところなのですが、なんとも解決方法がわからないのでどうすることもできないですね、、、

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