志望理由は「きっかけ」だけで終わらせると全然響かない
面接において、志望理由って必ず話さなければならない項目だと思うのですが、必ず話さなければならない項目なだけに、面白い志望理由もあれば残念な志望理由もあると思っています。
その残念な志望理由の代表例が「御社の製品を使っていて、素晴らしいと思ったから」。
なぜなら、これってただの「きっかけ」で終わっているからです。
志望理由がきっかけだけで終わっていたら、何のアピールにもならない。
商品を褒められて、会社の人はどう思うか。
答えは「フーン」です。なんとも思わないでしょう。
お客さんに褒められるならまだしも、媚を売ってくる前提の就活生なんかに褒められても何も響きませんし、当然面接もプラスに進みません。
就活、転職活動は営業です。自分の売り込みです。フーンで終わったらおしまいです。フーンで終わるチラシ、CM、Web広告ってどうですか。何のインパクトも与えられずに忘れ去られるだけです。志望理由に関しても同じ。
響く志望理由はきっかけ→アピールにつなげて書く
じゃあ、志望理由を響かせるには?
当然、志望理由アピールにつなげるべきです。ただし、やみくもに俺すげー的なアピールをしていても全く意味がないです。
自分の志望職種にあったアピールをしましょう。
例えば、マーケティングを志しており、その会社に志望したのであれば、
- 製品に感動
- 製品の品質にも素晴らしいと思ったが、より興味を持ったのはプロモーション活動
- こんな面白いWeb戦略はありません(考察披露)
- 私はマーケティングを志望しており、御社の○○のように、攻めの手法をやってみたいと思っている
- だから御社を志望した
こんな感じでしょうか。
ちなみに、この流れでは
- 自分が興味のある分野を明示している(適正アピール)
- 深い考察をしている(能力アピール)
と、2点のアピールをしています。
面接の逆質問でも追加アピールにつなげよう
こういう話を志望理由でしたのであれば、面接最後の逆質問でも志望理由につながるアピールをしていきましょう。
例えば、
- Webマーケティング担当が使える予算はどのくらいですか?
- 制作部隊はどの程度内製していますか?
※内製=外注業者を使わず、自社でやっていること。内製しているほど、Webに力をいれている企業である傾向が強い。
など。
ちなみに、就活=営業の話はここでも書いています。