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テスト勉強3日目。親御さんの期待を受けて
3日目に入る前に、たまたま友人が
Bくんのお父さんに会ったという。
お父さんからはこんな話があったそうだ。
「Bを塾に入れても絶対に1日でもう行かないって言うと思ってたんですよ。でも、それが2日目も自分で行くって言い出して。こんなの考えられませんでした」
ハァーーーーーーン!!!!(心のなかで轟く魂の叫び)
なんということだ。
早くも講師冥利だ。
こんなにも早く、講師としての喜びを
感じてしまってもいいのだろうか。
「Aくんも、楽しそうに通っているしね。」
ハッハァーーーーーーン!!!!
(心のなかで轟く魂の叫び、すなわちカタルシス)
ああもうこれ何ていうの。
僕のこの喜んでいる姿はきっと、
駅の前とかに「労働の喜び」像として置かれても
全くもって問題ないくらいお手本的に
労働の喜びを表しているよ。
ここまで言ってもらえたら、やるしかないじゃないですか。
そう、やるしかない。点数を上げるしかない。頑張ろう。
数学と英語。苦手教科を克服できるか?
初日のテストが数学だったので、簡単に理社の復習をした後に
数学をやる。
苦手だという数学は、いかがなものなのか。
英語のスペルのように根本的な苦手ポイントがあった場合、
この1日だけで駆け抜けるのはほぼ不可能だ。
テキストを広げて、昨日と同じように口頭で僕が問題を出す。
「4a+b=c+a、これをbについて解きなさい」
さて、どうだ……
……
……
……
……
……と、解けてる!
「4a+b=c+a、これをbについて解きなさい」
みたいな単純な問題なら、Aくんは楽勝で解けるのだ。
しかし、問題なのは文章題だとわかった。
「3つの連続する奇数の証明」などが、できない。
そこで、僕は、
「なあAくん」
「はい」
「証明むずい?」
「はい」
「それじゃあやらなくていいや」
「!?」
というわけで、証明を放棄して
シンプルな問題を100%回答させることに
集中した。
せいぜい証明問題なんて出ても2問程度である。
100点を目指すならまだしも、今の状況を考えたときに
英単語をきちんと書けるようにしたほうが
圧倒的にコスパがいいはずだ。
したがって、数学は基本をおさえた後、英語にむかった。
とにかく英語だ。英語ができれば怖いものなしである。
必殺ローマ字読み暗記法。英語はもう怖くない
さて。次は英語だ。
前日にローマ字読み暗記法でひたすらに英語を勉強したので、
この日もひたすらにローマ字読みを頑張る僕ら。
「~の他に、は、えるせ(else)だね」
「…えるせ」
「え~!他にもあんの~!?って感じでいこう。えるせ……」
「えるせ……」
「そう!他にもあるの?だり~!は~、え…るせ……」
「は~、え……るせ……」
こんな感じである。しかし、
見事なまでに日本語訳はできるから、
もしかしたらずっと単語と英作文だけ
やっていればいいのではないかと思った。
ちなみに国語は簡単に漢字を復習して終了。文章題は
時間があったらたっぷりやりたいのだが、
残念ながらたった4日間のカリキュラムに
それを詰め込むのは無理があった。
ちなみに中学の国語のテストは教科書ワークをやるだけで
点数がべらぼうに上がるのでお試しあれ。
だってこういうワークを2、3回種類やるだけで、
だいたいのテストの問題が網羅できてしまうのだから。
縮まるお母さんとの距離
そんなこんなでこの日も授業終了。
やはり、苦手な英語をやるとAくんは
疲れが出てしまうようだが、まあ大丈夫。
明日で泣いても笑っても最後なのだから。
帰り際、お迎えに来てくれたお母さんが、
嬉しい話をしてくれた。
「Aがね、私に数学の公式をやたら話してくるんですよ。bについて解くっていうのは~とか。こんなこと今までなかったんですけどね~(笑)」
アハッハァーーーフッフッフーーーン!!!!
(心のなかで轟く魂の叫び)
なんということだ。こんなに疲れているような
顔をしているのに、家ではなんだかんだ言って
勉強してくれているのか。
「昨日は頑張って1時間くらいやったみたいですよ!」
と、自慢げに言ってくるお母さん。よほど
嬉しかったのだろう。今まで勉強したことの
ない子どもが、テスト勉強をしているのだから。
乗り切ろう。明日が最後だ。
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