移動スクリーン館長の足立勇馬さんの起業~初受注に迫る
前回の対談が予想以上に好評で、対談を連載化することに決定しました
以前、移動シアター館長の足立勇馬さんを取材させてもらったところ、好評だった(し、何より勇馬さんのストーリーが面白すぎる)ので、連載化することにしました!
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前回の記事を投稿したところ、勇馬さんからも嬉しいお返事。
勇馬さんのお仕事(移動シアター)を軽くおさらい
↑このような、バルーンスクリーンという機材を使って、野外上映やスクリーンを使った発表会などをサポートしています。
- ビニール製のスクリーンで、折りたたむとブルーシートみたいに畳める
- エアポンプで3分で膨らませられる
- 組み立てまで、勇馬さんがやってくれる
- 個人で所有しているのは全国で1人だけ!
- 軽トラックに機材を積んで、全国どこでも回っている
噂のバルーンスクリーンです。 pic.twitter.com/jksZ04LsMk
— とんこつロマノフたろう(ソブリン人) (@tonkotsu_0707) 2017年4月16日
それでは、対談行ってみたいと思います。今回は、ホテルマンだった勇馬さんが会社を辞め、起業し、初受注に至るまでを追っていきます。
大好きな職場を辞める。決心と迷い
しょうきち(以下、し)「移動シアターをやるって決めて、まずは勤めていたホテルを辞めるわけなんだよね?」
ゆうまさん(以下、ゆ)「はい。そうですね」
し「新卒で入った会社なわけだし、思い入れとかやっぱりあった?」
ゆ「そりゃあもちろん。働いていたホテル、大好きだったんですよ。うちのホテルは観光客もビジネス客もウェルカムで、温泉もあるから、県外の人だけでなく、地域の人もきてくれるんです。スタッフもいい人ばっかりで、学べることはたくさんありました」
し「それじゃあ、いろんな意味で、離れるのはもったいない職場だったのかもしれないね」
ゆ「でも、自分が本当にどうしたいかを天秤にかけて、どっちの道が自分に会うかを考えてみたんです。このままホテルマンを続けるか、独立して移動シアターをやるか。悩んだけど、やっぱりどうしても独立の道に行きたくなって」
し「その決め手になったのって何だったの?」
ゆ「関わってくれてるいろんな人の意見を聞きました。移動シアターをしたいっていうのを知り合いにちょっとずつ公言してみて、感想を聞いてみたんです。近所のカフェのオーナーさんとか、友達とか、先輩とかに言ってみたんです。馬鹿にされるかなとちょっと怖かったんですけど」
し「そうしたら?」
ゆ「すごく斬新で、楽しそうって言ってもらえて。嬉しかったですね。特に感動したのは、足立くんに合ってそうだねって言ってもらえたこと。自分の中で求めているのは、自分にしかできない場作りだったから、やっぱりこれだって思えました」
し「そうなんだ。逆に、反対されたことは?」
ゆ「実現可能性がないって理由で反対されたことは何度か。アイデアはいいけどそんなビジネス聞いたことないし、まず資本金なさすぎだろって」
し「う、直球の意見。やりたいことベースで起業するわけだから、そういうところはぐぬぬ……ってなっちゃうな」
ゆ「そうなんですよ。貯金もスクリーン買ったらほぼゼロだし……。なんとか認めてもらいたくて、活動の目的を整理して伝えたり、資金調達の方法も考えてるって言ってみたんです。ほら、今はクラウドファンディングがありますよね」
し「うんうん」
ゆ「でも、そんなことを言っても事業の不安定性を打ち消すことにはならないから、結局はやってみないとわからないとしか言えなかった。それが悔しかったですね。言ってもらえるのはありたがいことだけど、当時はやっぱり悔しかったです。何年かやって成功した後でしか、自分の選択が正しいって言えない」
し「今の自分が正しいって証明してくれるのは、成功した未来の自分でしかないもんね」
ゆ「そう。僕はむしろ、成功した未来の自分しか見ていなかったから、誰の声よりも自分の本心を信じていました。だから、早く認めてもらえるよう頑張るだけだって」
し「起業から少し経って、その考えに変化はあった?」
ゆ「そうですね。1年以上経った今でこそいえますけど、起業ってやっぱりリスキーで、簡単なことではない。だから、もらった忠告も、応援と同じようにありがたく思っています」
し「うんうん。きちんと事業を運転できているからこそ、言える言葉だね」
大好きなホテルを辞める。その時、厳しかった支配人が……
し「気持ちが固まったら、独立しなければならないわけだけど……ホテルを辞めるって言ったらどうだったの?」
ゆ「辞めるって最初に言ったのが、新卒からお世話になっている教育係のトレーナーの人だったんです。確か、僕が呼び出して、ホテルの裏の休憩所で話したのかな」
し「おお、ちょっとマジな雰囲気のやつだね」
ゆ「何の前触れもなく独立するって言ったから、トレーナーはものすごく驚いていました」
し「そりゃあそうだ。いきなり移動シアターだもんね」
ゆ「でも、考えてみたら、足立くんなら独立とか変なことしちゃうかもってトレーナーは言ってくれました(笑)。突然の申し出だから、怒られるのも当然だと思うんです。でも、トレーナーは、自分の道を行くのって足立くんらしいよねって。そう言ってくれたんですよね」
し「うんうん」
ゆ「そして、コーヒーを渡してくれて、一緒に飲んだんですよ。正直、ちょっと泣きました。新卒の何もわからない、一番最初の時から色々教えてくれたのに、一年経って、まだ何も貢献できていないまま辞める僕に、その選択って足立くんらしいよねって言ってくれるんですから。そう言ってもらえて、すごくありがたかった」
し「そうか……」
ゆ「トレーナー、支配人に辞めるって言うときも、自分の気持ちを大切にしなよって言ってくれました」
し「応援してくれたんだね。味方になってくれたんだ」
ゆ「ですね。本当にありがたかったです。それしかないです」
し「そうすると、次は支配人たちに言わなきゃならないわけだよね。さらに上の人に言うわけだから、ちょっと気が重くなりそう……」
ゆ「でも、実はその直後に話す機会があって」
し「おお、急だね!」
ゆ「その時、ちょうど僕の異動の話があったらしいんですよ。同じタイミングで別の店舗に異動になる話が出ていたらしくて。で、異動の流れになっているから、退職のこと、すぐに話さないといけないよってトレーナーが僕に連絡をくれたんですよね。その流れで、エリア支配人とうちのホテルの支配人、そして最初に相談したトレーナーと僕とで話をすることになりました」
し「スーパーガチの4者面談や。エリア支配人が一番偉くて、次に勇馬さんのホテルの支配人、その次がトレーナーって感じかな」
ゆ「その通りです。まずはじめに、エリア支配人が僕に事情を聞いてきました。辞めるって聞いたんだけど、本当?みたいな。で、エリア支配人が僕に質問する形で、辞める理由を詳しく聞いてきたんです。深掘りされたり、その時どう思ったの?みたいな質問に答えたりして……で、それが何回か続いた後にふと気になったんですけど、日頃から僕のことを見ていた店舗の支配人は、ずっと黙っていたんですよね。質問もせず、ずっと。ずーっと……」
し「おお……」
ゆ「どうしたのかなって思いながら、そのまま話していたら、最後にエリア支配人がうちの店舗の支配人に話をふったんです。そうしたら、支配人、ポケットからタオルハンカチをいきなり出して、泣きだしたんです」
し「ええっ!!」
ゆ「支配人、ものすごく厳しい、ダンディな方なんですよ。曲がったことをせず、お客様のためになるように、サービスが行き届いてるかを厳格チェックして指導される方で。僕も当然お叱りを頂いたこともあるし、繁忙期なんか特に厳しく指示されていましたから……そんな支配人が、いきなり泣き出すのに心底驚きました」
し「支配人は勇馬さんのこと、どう思ってんたんだろう」
ゆ「その時、言ってくれたんです。あんなに大切にしてきたのに、一人前にしようと育ててきたのにもう辞めちまうのかよ、って。そういう風にずっと僕のことを考えてくれていたらしくて」
し「支配人、すごい良い人やん……」
ゆ「正直、心は揺れました。あの支配人が、厳しい支配人が、こんなに言ってくれるんだって。でも、自分の気持ちを大切にしろってトレーナーにも言ってもらえてたから、独立の意思は曲げませんでした。最後は支配人も僕の独立を応援してくれて、残りの時間をホテルマンとして頑張ること、感謝の気持ちを忘れないことを条件に退職を了承してもらえました」
し「みんなに送り出してもらえたんだね」
ゆ「反対する人は誰もいませんでした。うれしいというよりも身が引き締まりましたね。これが、色んな人に恩返ししたいっていう気持ちの発端です」
同期との別れ。でも、別れた後もつながっている
し「同期の人とは何か話したりしたの?」
ゆ「僕の働いている店舗には同期はいなかったんです。辞める1ヶ月前にSNSに書いた投稿で、同期に知らせました。本当は会いに行って直接言いたかったんですけど、同期もみんな応援してくれて。コメント欄に、ぶわーって色々書いてもらったんです」
し「研修とか、一緒に乗り越えた仲だもんね」
ゆ「はい。最初の1ヶ月はホテルマンになる基本を研修で教わるんです。場所は関東方面でした。同期全員、150人で集まって、一斉にやりましたね。今考えても、そこで学んだマナーって全部、移動シアターのときに役に立ってます。お客さんを案内するときとか、マナーって大事じゃないですか」
し「そうだね。新卒でホテルマンをやって、その経験が全部生きてるんだ」
ゆ「学ばせてもらったことで、無駄なことは一つもありません。個人事業主として仕事をやらせてもらう度に気づくんですよね。だから、仕事のついでに同期の働いている店舗に顔を出しに行くこともあるし、南九州に来たら、働いていた宮崎の店舗には毎回遊びにいきます。挨拶だけでもしたくなるんです。応援してもらってもらったから、こんな風に頑張ってますって伝えたくて」
し「……何かいい話すぎるので、勇馬さんに毎秒5m鼻毛が伸びる呪いをかけておきますね」
ゆ「理不尽!!」
機材準備。移動シアター起業に向けて走り出す
ゆ「個人で移動シアターをやろうと思って、最初に探したのがスクリーンです」
し「なるほど、雑誌で湘南の海でやってる移動シアターを見て、スクリーン欲しい!ってなったんだよね」
ゆ「そうです。その雑誌に載っていたスクリーンは、スクリーン付きのトラックが紹介されていたんです。いくらだと思いますか」
し「うーん、キャンピングカーと同等と考えて、500万!」
ゆ「ブブー。正解は1000万円台、2000万円台もあります。この金額ですよ。すごくないですか」
し「は?真剣に答えたのにブブーとか言ってなめてんの?家においてあるシャンプーの中身全部ごま油と交換するぞ」
ゆ「いきなりサイコパスになるのやめてくださいよ!」
し「でも確かに絶望の金額や。もう、ブルジョワの遊びだよね」
ゆ「一度そこで落胆したんですけど、諦めずに探してみたらあったんですよ、安いの!バルーンスクリーンっていう、ポンプでふくらませる方式のスクリーンなら50万円台だったんです。それなら、そこから毎月10万円貯金しようと決めて、節約の日々を送りました。そして、きっちり毎月貯金して、無事に5ヶ月後に50万円たまったんです」
し「おお。新卒の給料で1人ぐらしで毎月10万だから、結構頑張ったんじゃない?」
ゆ「そうですね、結構ハイでしたから」
し「夢に向かってテンション爆上がりだったのね!」
ゆ「勢いで、ハイになっていました。スクリーン買うぜ!イェーイ!みたいな。でも、スクリーンを買ったところで正気に戻った感じですね。そういえば……映画ってどうやって映すんだろうって(笑)」
し「すごい根本に立ち返るな!」
ゆ「もう、アドレナリンの力で突っ走っていましたね(笑)それから改めて上映方法について調べ始めるっていう。調べてわかったのは、著作権問題が激烈に面倒だっていうこと。配給会社とのやりとりとか、上映専用のDVDを送ってもらったりとかで1回上映するごとに莫大なコミュニケーションコストがかかるってわかったんです。いちいち人数を書類に書いて、送ったりしなければならないくらいで」
し「起業していきなり秘書がほしくなるレベル」
ゆ「本当にそうです。そこで、何とか簡単な方法を知りたくて、調べていたときに見つけたのが、ポップコーンっていうサービス。ポップコーンなら、ネット上でチケットを配る仕組みなんですね。人数はチケット購入分でわかるから、いちいち調べて書類を書く手間もないし、映像はストリーミング配信で送られてくるから、Wi-Fi環境があればどこでも映画が見られるんです。いちいちディスクを受け取る必要もない」
し「途中耳掃除してたからよく聞こえなかったんだけど、要するに定住せずにいろんな場所で上映する勇馬さんには、めちゃくちゃ便利ってことかな!」
ゆ「するー!?インタビュー中に、耳掃除、するーー!?」
し「まあまあ、要点はとらえてたっしょ(笑)」
ゆ「まったく……まあ、毎回使うっていうわけではないんですけど、いいサービスだと思っています」
し「調べてみたら、グッドデザイン賞の審査員の人と外コン出身の人がやってるのね」
ゆ「そうみたいですね」
し「あーーーーーーーーーーーーーああ!!」
ゆ「えっ、どうしたんですか、いきなり寝転んで!」
し「俺にも才能降ってこねーかな―ーーーー!!!!!ツイッターのプロフィール欄に、○○賞審査員とかつけて、入賞を目指す有望な若者から入賞のコツとかヒアリングされてーーーーーー!!!!」
ゆ「そんなこと言ってるから無職なんですって」
勇馬さんが使っているポップコーンはこちら
初商談のきっかけは○○!平成生まれの受注術!
ゆ「それから色々起業準備は進みまして。もう受注に向けて動き始めたいなって思って、まずは宮崎から地元の東京に帰ろうかなって思ってたんです」
し「そうか、東京のほうが需要多そうだもんね」
ゆ「で、出発する数日前に色々調べ物をしていて。で、さっき言ったポップコーンって映画のサービスじゃないですか。だから、他に使っている人もいるかなと思って、Webでポップコーンのことを検索してみたんです。そうしたら、地域おこし協力隊の子がブログを書いていたんです」
し「お、なんだかビジネスチャンスっぽい匂い」
ゆ「そうそう。鹿児島の大崎町の協力隊の隊員でした。その子もちょうどポップコーンの記事を書いていて、Wi-Fiを使えば森のなかでジュラシックパークが上映できるかもしれないって記事を書いていたんです。でも、機材がないから想像レベルで止まってしまっていて」
し「あ、それで勇馬さんは機材を提供できるじゃんってなったのか!」
ゆ「そう。完全なWin-Winですね(笑)。話してみたら、大崎町の隊員は千葉から鹿児島に移住してきた若者、しかも23歳の同い年。自分も東京から宮崎に移住して働いていたわけなので、運命的なものを感じちゃいまして。これは話しかけるしかないと思い、ブログにコメントしたんです。そこから、SNSとかでやりとりをして話を進めました。東京に帰る直前だったけど予定変更して、まずは鹿児島に行こうと」
し「それから関係は順調に進み、この記事が公開される頃には二人は夫婦となっています」
ゆ「なっていません!!(笑)」
し「それは残念。しかし、初商談。条件とか迷うよね、値段をいくらにしようとか」
ゆ「そこはあまり迷わなかったです。自分も初めてで、やってみてどうかなっていうのを勉強したかったから、お試し価格でやらせてもらうことにしました。ビジネスとして今稼ごうというよりも、今後につながるだろうと思ったし、こんなにいいタイミングでお仕事できると思っていなかったから」
し「なるほど、いくらにしたの?20円とか?」
ゆ「失礼ですけど、しょうきちさんってバカですよね?」
危機一発。実は、スクリーン組み立てるの初めてでした!
し「なるほどね。ちなみに当日は?」
ゆ「当日、めちゃくちゃどしゃぶりだったんです。おしゃれなカフェの倉庫を使って、そこで映画を見るというイベントになっていて。先がおもいやられるな……とか思いながら大崎まで向かいました」
し「先行きが不安になるね……ちなみに雨で中止にならなかったの?」
ゆ「倉庫だから、雨は大丈夫だったんですよ。でも、焦ったのは雨よりも組み立ての方ですね」
し「おお、というと、初☆組み立て!」
ゆ「そうです、初☆組み立て!!(笑)」
し「いいね!初々しいね!」
ゆ「やったことなかったんですよ!実は、組み立てはそれまでYouTubeでしかみたことなかったんです!(笑)」
し「ああ、わかるわかる。僕、ジェットコースターが怖くてディズニーランドのビッグサンダーマウンテンすら乗れなかったんだけど、初めてできた彼女に行こうって言われたから、YouTubeでジェットコースター乗ってみた動画を見て、コースを記憶していったもんね。そうしたら、すんごい叫んだけどちゃんと乗れた」
ゆ「意味がわからないので無視させてもらいますけど、お客さんが来てから一緒にスクリーンを広げたんですね」
し「やっぱり、落ちるところがどこかを完璧に覚えていたのが功を奏したね。なんせ、今でも覚えてるから。最初に高くなって園内を遠くまで見渡せるようになったところから、反時計回りで、ぐぐっとゆっくり、ぐぐっと、ゆっくりおちていってゴーーーーーン!!!バオオオーーーーン!!!ビューン!!!イェェェェェェイ!!!!」
ゆ「インタビューなんだから人の話を聞く!ちゃんと聞く!!」
し「はーーーーーーーい」
ゆ「しょうきちさんの興奮状態がおさまったから話しますけど、スイッチをぽんとしたら、バルーンスクリーンはちゃんと作動して、広がったんです。だから良かった」
これが、僕の目指していた「場作り」だ
ゆ「スクリーンができたら、うおおお!みたいに歓声が響き渡って。お客さんもスタッフも一緒に感動してくれました」
し「いいね!いいね!!」
ゆ「自分も感動したんですけど、無事に組み立てられたっていう感情よりも、お客さんの歓声に感動しました。会場の一体感というか」
し「すごいな、場が一気に一つになるんだ」
ゆ「この一体感が、一つの手応えだと感じました。このスクリーンだからこそ作ることのできる一体感だと思えました」
し「勇馬さんは、自分にしかできない雰囲気づくりを目指しているけど、その答えが早くも見つかったかもしれないね」
ゆ「はい。でも、予想していた答えとはちょっと違っていました。僕はバルーンスクリーンっていう面白いものを持ってきたかもしれないけど、僕は全然主役じゃなくて。スクリーンは確かに雰囲気を作ることのできる有効な道具だけど、メインはスクリーンじゃない。スタッフが室内アウトドアをテーマにして、テントやアウトドアの椅子をもってきて、飾り付けももってきて。みんなの飾り付け、みんなの協力で、雰囲気がつくれた。大崎町のみんなが作る飾り付けは、大崎町のみんなしか作れない。スクリーンは、その雰囲気をつくるお手伝いができる道具の一つなんだって思いました」
し「雰囲気づくりは勇馬さんのテーマだもんね。起業前の雑誌で読んだ移動式映画館のイメージとは合ってた?」
ゆ「はい!それこそ、当日はちびっこたちも何人か来ていて。なんというか、振る舞いが自由なんですよ。スクリーンの後ろ側ってフレームになっているんですけど、そこでちびっこが乗ったりして遊んでいるところとか、お客さん達がスライドを見ながら話し合ったりとか、お酒飲みながら談笑しているところとか」
し「自由!」
ゆ「そう、自由なんです。映画館だったら、映画見ているときに喋ってたら白い目で見られるけど、僕はこういうのがいいんだなって、目指していた雰囲気はこれだなって感じました」
し「良い学びだね!このイベントをやって、お客さんの反応はどうだった?」
ゆ「僕がコメントする前からこのイベントは企画されていたですけど、足立くんがきてくれたおかげで一体感が生まれました、秘密兵器(バルーンスクリーンのこと)のおかげでより楽しめましたっていう言葉を聞けました。中でも嬉しかったのは、今後、スクリーンを使うイベントなら足立くんだね、と言ってくれたこと」
し「こういう形でリピートの話をもらえるって最高だね」
ゆ「他にも、家にピザ窯があるから、ピザ窯を使った上映会をしようって言ってくれたり、隣町のイベントがあるからスクリーンの話もしておくよ、だったり。他にもいろんな声をもらいました。依頼って映画の上映くらいかと想っていたら色々あるんです。スクリーンの使い方も、恋活イベントに使ったら面白いとか、いろんな意見をもらいました」
し「最初は映画くらいしか使い道を考えていなかったけど、お客さんから意見をもらうことで、スクリーンの幅が広がったんだね。それを聞くと、勇馬さんが逆に学ばされたってところもあるのかも」
ゆ「本当にそうです。僕が学ばせてもらいましたね。何より、大崎に出会えたことで、また帰ってきたいなと思える場所が一つ増えたことです」
し「次は何かやる予定なの?」
ゆ「今年の7月、1年ぶりにまた大崎でイベントをするんです。そのときに報告会をして、初イベントから1年後、同じ場所で、僕が何をやってきたか、どう変わったかをお話したいなと思っています!」
し「めっちゃいいね!その話、また聞かせてほしいな!」
ゆ「ぜひぜひ!」
し「ありがとう、じゃあ、今回はこれで終わりにしようか!また!」
ゆ「はい、どうもありがとうございました!」
し「………」
し「………」
し「………」
し「………」
し「ここで御覧頂いている皆様に、最後にお見せしたいものがあります」
し「どうしてもいい話で終わる感じがするので、勇馬さんの評判を落とすために、変な写真を貼ります」
「マックでマクドナルドの格好をしている足立勇馬さん」
「美濃明宏のモノマネをするメイク途中の足立勇馬さん」
「原始人との早押しクイズで負けて、服を剥ぎ取られて悔しがる足立勇馬さん」
足立勇馬さんに移動シアターのご依頼をするならこちら!
070-2188-7198
adauma@gmail.com
【気になる料金載っけます】
Webサイト滞っててすみません。 大好評の(←言いたいだけ)移動シアターはこんな料金でやってます。
移動シアター サービス内容のご案内|adauma|note(ノート) https://t.co/OlK3VxCSK2— 足立 勇馬@移動シアター (@ada__uma) 2017年5月12日