ども、偏差値75の高校出身だけど無職です
ども、しょうきちです!
今回は学歴トークです!
突然ですが、僕は無職です。
今も、九州に展開する超豪華ファミリーレストラン「ジョイフル」にてPCを持ち込んでブログを書いています。
ニートが場所を家からファミレスに移しただけ、という大変格好の悪い状況ではあります。
しかし、最近友人が開業した塾で丁稚奉公し、生徒に勉強を教えているとき、思ったのです。
「あれ?僕ってそういえば、昔
割と勉強頑張っていたんじゃない?」
というわけで、今回の記事は無職の僕が過去の栄光にすがりつきながら「俺スゲー」する大変みっともない記事をお送りいたします。
あ、店員さん!ミックスグリルひとつおねがいしまーす!
※追記:ちなみに現在は転職活動を終えていますのでご安心を!
偏差値75ってどのくらい?
さて、そんな記事であるわけだから、僕の出身高校を晒してみる。
僕の出身高校は早稲田大学高等学院という。
場所は東京の練馬区。
23区の中で「どうでもいい区ベスト5」に確実に入ってくる、
東京だけどなんか埼玉っぽい場所に存在する
私立高校である。
全国の高校の中で、偏差値を上から順に並べるとこんな感じである。
参考:高校偏差値ランキング2017 - 学科毎に最新データを掲載!入試・受験の参考に!
卒業してから10年弱で偏差値が急落していないか不安であったが、運よく全国20位以内には入っているようだ。
ちなみに偏差値75の学校のみを切り取るとこんな感じである。
- 早慶付属の姉妹校
- ホリエモンの出身高校である久留米大学附設高校
- 国立高校の大阪教育大学付属高校
などが並ぶ。
無職の僕にとって、金も身分も自慢できるに至らないわけだが、唯一自慢できるのはそう、学歴である。
あー、無職だけど秒速で1億稼ぎてえなー。
高学歴あるある1:受験期に絶対「ゲリ熟」持ってた
ちなみに、受験期はしこたまに勉強した。
(塾は「早稲アカ」の名称で通っている早稲田アカデミーだった)
いつでも握りしめていたのがこの英熟語暗記法である。
僕が昔使っていたのは下のデザインだが、デザインが改定されて新しくなったようだ。
これを1冊暗記するだけで、公立高校はもちろん難関校の英語にも通じる魔法の書だった。
だいたいみんな持っていて、「ゲリラ式英熟語暗記法」略して「ゲリ熟」の名前で読んでいたのだが、それを知らない生徒からみると、非常に汚い言葉のように聞こえたことだろう……
高学歴あるある2:絶望。地頭という概念を知る
僕はこの早稲田大学高等学院という学校で、初めて「地頭」という概念を学んだ。
地頭。
生まれつきの切れ。回転の速さ。
生まれつきの頭の良さを示すものであるから、細胞レベル、遺伝子レベルの出来で地頭レベルというのは決まっていく。
生まれつき、頭の良さが違うから、正攻法で戦っても絶対に負ける。 そういうことである。
地頭が優れているやつはこわい。思考回路が異常に精密なのかそれともバグっているのか。どちらかわからないが、化物みたいにするするとものを覚えるやつがいる。
数学の問題を10kgのデカ盛りパスタみたいにブリブリ積み上げても、それを全部やれといっても、「まだ大丈夫」と平気な顔をしていう数学版ギャル曽根みたいなやつだっていた。
努力は報われると考えていた僕は、こんなにも残酷な要素があるのかと知った。そして、絶望した。
僕がそう気付かされたということはつまり、僕は劣等生側、つまり地頭を持たざるものだったということだ。
この決定的戦力差に気づいたのは1学年の期末テストである。
僕は中学のときと全く同じようにテスト勉強をしていた結果、クラスで51番中49番という極めて不名誉な順位を叩き出してしまった。
僕は、自分のランクを「秀才」から「凡人」へとダウンさせざるを得なかった。
凡人の僕が秀才に勝つには、変化球で勝負するしかないと知ったのだ。
高学歴あるある3:私大付属校なら「高校でも第二外国語」
さて、私大附属で結構話題になるのが「高校で早くも第二外国やります」問題である。
僕の学校では、フランス語やドイツ語、中国語、そしてロシア語から選べる。
ちなみにノリでロシア語を選んでしまった生徒は悲しみに暮れつつ「中国語にしておけばよかった……」と潰しの利かなさに絶望していたと聞く。
さて、注目すべきは、この第二外国も国語や数学と同様に評価されるのだが、ここにミソがある。
天賦の才を持って生まれし地頭神、言うところの「ナチュラルボーンエリート 」と比較して、僕のような凡才の持ち主としては、第二外国語で勝負するしかない。
なぜならスタート地点が一緒だからだ。
なので、僕は付属の大学に潜り込み、大学生とともに授業を受け、(そういうプログラムがある)
中国語学習をガチガチに極め、中国語の成績なら学校一を争う「2外マスター」となったのである。
さらに、選択授業を全て中国語にして第二外国語全プッシュのカリキュラムに。
そうすることにより、「週9中国語」というNOVAもびっくり駅前留学的な生活を送った。
学校一の得意科目が週9になることにより、僕の成績は爆上がりした。これぞ、ランチェスターも真っ青な弱者の戦略である。
ちなみに、大学ではデスメタルにはまってバンドばかりやっていたので、中国語を生かしてグローバルエリートになるには至らなかった。
高学歴あるある4:たまに異次元レベルの金持ちがいる
偏差値が高い高校の中でも付属高校にありがちなのが、異次元レベルのお金持ちがいること。
プロレス団体の社長の御曹司だったやつは、誕生日に「島」をもらっていた。「島」だ。プライベートアイランドだ。おいおい。そんなの小説だけで終わりにしてくれよ。
また、僕の弟は慶應義塾高校出身なのだが、友達の家に呼ばれたら、そこはなんとタワーマンションの超高層階。
半端ない夜景に囲まれておかかえシェフのフランス料理を堪能したこともあったらしい。
中央大学附属杉並高校出身の友人の話だと、彼の友人の一人に「JR東海の役員が親」というすごい人間もいたそうだ。新幹線乗り放題らしい。
なんてことだっ!!
高学歴あるある4:学歴コンプレックス「○○落ち」、そして「附属ながら外部受験」
ところで、お受験を経験してきた生徒は、すべてが第一志望に受かるとは限らない。
そこで、残酷にも出てくるのが、「○○落ち」という概念。
僕の学校に多かったのは、開成落ち、筑駒落ち、筑附落ち。
超一流になりたくて、どうしてもなれなかったから早稲田に落ち着いたというわけである。
都立のスーパーエリート西高、老舗の日比谷、国立あたりに行くという選択肢もあっただろうが、
「もう受験はごめんだ」
という諦めと疲れ、すなわち燃え尽きの中で附属を選んだのだろう。
ちなみに、付属高校にも関わらず外部の大学受験を志すものも少数ながら存在する。
基本的に、私立の付属高校では外部受験を推奨していないため、受験するとなると大学への推薦権は喪失してしまう。
が、例えば中央大学付属高校では中央大学への推薦権を保持しつつ他大学への受験ができるとあって、結構お得だったりする。
だって、滑り止めで名門中央大学への進学が既に保証されているのである。かなり穴場だ。
高学歴あるある5:生徒会選挙が動物園状態
これはうちの学校だけかもしれないが、毎回へんてこな候補者が乱立するので、卵をなげて演説を妨害するゲームが 存在する。
僕の代の選挙は中でもへんてこで、「キリンを飼う」と宣言していた生徒会長候補が当選してしまったことがあった。
ちなみに、キリンは予算とかいろいろな問題で、結局わが高等学院にやってくることはなかった。
高学歴あるある番外編:ダンスユニット「早稲6」がテレビ「学校へ行こう」に出演
僕らが在籍していた頃、学校へ行こう!という番組で「文舞両道全国フリツケ甲子園」なる企画が存在しており、
高偏差値高校の生徒によるダンスユニットがとりあげられることがあった。
最初は「灘6(なだしっくす)」という兵庫の泣く子も黙る学力の暴力、その名も「灘高校」出身のダンスユニットが登場。
学力体力そしてイケメンの3連単により、物凄い注目を集めたのである。
それに続いて高偏差値校のユニットが続いたのだが、我らが早稲田大学高等学院も「早稲6」として登場していた。
「早稲6」のは当時2年生の「○○先輩」が率いていた。
僕はいち視聴者として灘6のようなスリーコンボを期待していた。
しかし、○○先輩は学力は高くとも失礼ながらあまりルックス的偏差値が芳しくないという評判で、放送終了後もクソみたいにいじられていた。
本人はそれを結構気にしていたらしい。
ちなみに、私大の付属校って入るべき?
さて、色々書いたが、当時も今でも考える事がある。
それは、僕は「学院に入って正解だったのか?」ということだ。
日本的な大企業においては「偏差値の高い大学を出たか」だけでなく、「偏差値の高い高校を出たか」まで見ることもある。
そういう「名刺」的な評価は受けやすい、恵まれたポジションだと思うのであるが、
「自由な校風」に身を任せすぎた結果、失敗して僕のような無職になるケースも
存在するのだ。
※今はきちんと転職を成功させています
また、「高品質な教育を受けさせたい」と付属校で学ばせたがる親もたくさんいる。
が、正直言って、高品質な教育など、なかった。早稲田大学高等学院で言えば。
正確に言えば、超積極的になれば高度な学習環境に飛び込むこともできるが、その環境は「用意されている」だけであって「うけさせてくれるもの」ではない。
中国語の件で言えば、僕は運良く大学の中国語学習プログラムに参加したことがあった。
これは春休みの間、1日8時間毎日中国語をやるのだが、
4時間は聞いた中国語の文をひたすらに「パソコンでタイピング」し、残りの半分は少人数授業でスパルタ式に中国語を喋らされるという鬼授業であった。
死ぬかと思った。当時は本当に辛く、何度も泣きそうになりながら食らいついたものだった。
こういう大学の公募は「探せば」あるし、大学の図書館も施設も「使おうと思えば」使える。
しかし、裏返せば、「探す力」と「継続力」がなければ、何も得ないまま3年間が終わる。
大学と一緒だ。
「あの時勉強していれば……」 という自分を律する力があれば、悩むことなんてないのだ。
自分を律する力がないまま付属高校に進み、そのままなんとなく大学生活を送ってしまうと、「あの時勉強していれば……」の期間が7年間にかさ増しされるだけである。
そういう意味で、付属高校は結構博打だと思う。
……
……
……
……
……
……ん?
「無職のお前に自分を律する力は
あるのかって?」
……
……
……
……
……
……
……
……
……
……
あー、無職だけど秒速で1億稼ぎてえなー!!!!
※追記:ちゃんと転職しました
実は、高学歴出身者がこぞって入るブラック企業がありましてね……
※僕も入っちゃいました。実話です。